クォーター(3カ月)毎に全社員が集まり、役員や各チーム責任者から会社の現状を共有する会議です。チームごとの売上、利益はもちろん、会社の借入金や現金残高から、将来の展望やそのための仕組みの進捗状況まで、全てを公開しています。
目的は大きく2つ有り、社長の加藤が電縁を創業した時の、「社員が納得感を持って仕事を出来る会社を作りたい」という思いが反映されています。
1つ目は、経営情報を積極的に開示する事で、公明正大な経営を行う事です。中小企業や非上場企業では特に、社員が自分の会社の経営状態を知らない事、経営陣が考えている事や取り組んでいる事が共有されていない事、自分達が稼いだお金がどう使われているのかが不透明な事が多々有ります。
それらから来る不安や不満を極力無くし、「自分達の行っている仕事がどう経営と結びついているのか」を理解しながら仕事をして貰いたいという目的です。
2つ目は、キャリアの早期から経営数値に触れる事により、社員にビジネス感覚を養って貰う事です。現在の若手社員が数年後に会社のコアメンバーになった時、どれだけITスキルを持って仕事が出来たとしても、会社を背負って行く事は出来ません。
「自分達が経営の一端を担っている」という感覚を持ち、目の前の作業だけではなく「ビジネス」について考える機会を作る事で、将来のミニ社長に育って貰いたいという目的です。